レイアウトはきちんとしているのにノッペリとした印象のデザインになってしまう。。。
メリハリのことは理解出来ても、実際にどうやればいいのか、正解が分からない。。。
なんてきっとデザイン初心者の多くはここで悩んでいるだろうと思います。
以下の意識を持てば、見る人の目線をしっかりと奪う事ができます。
ポイント
- 余白
- アイキャッチ
- コントラストや字体
もしあなたがチラシのデザインで効果的に人の視線を奪いたいなら、ぜひこのページを読んでください。そうすればどのように行えば良いかがよく分かります。
この記事を書いた人
【主なWebメディアの実績は以下です】
>HOUSTO-おウチの収納.com
>売場の安全.net
そして私はデザイン学校に通わずに、営業マンから独学でデザインを習得して、独立しました。
この記事を読めば、あなたの作るチラシもしっかりと目を引く訴求力のあるチラシに仕上げることが出来るようになります。
視線を奪う余白でレイアウト
余白は必ず意識的に作ってください。しかも効果的に、です。
余白が不安で何かで埋めないといけない感覚、これは初心者の方によくある特徴ですし、僕も実際にそうでした。
余白を作る理由は2つあります。
ポイント
- 詰め込みすぎるとすべてが埋もれる
- 余白はスポットライトになる
この2点です。
どういうことかを見ていきましょう。
1.詰め込みすぎるとすべてが埋もれる
詰め込みすぎると極めて読みづらくなります。
あれも言いたい、これも伝えなきゃ、ばかりでは絶対に伝わりません。
例えばこのようなチラシがあったとしら、どちらの方が内容を認識しやすいでしょうか?
おそらく後の方が認識しやすいでしょう。
最初の方のチラシの問題は
ポイント
- 何が主題か、何を言いたいチラシか分からない
- 読みにくい=読まれない
ことだと思います。
盛り込みすぎるのは商品やサービスをPRするチラシとして失敗する可能性が高まってしまいます。
後のチラシのように、
余白を作るために、本当に伝えたいことのみに絞り切って振り切ってください。
メインテーマ1つにフォーカスすることです。複数のテーマを同じレベルで入れ込むと伝わりにくくなります。
以下のような感じになります。
【たくさん盛り込む】 | 【1つにフォーカスする】 | |
---|---|---|
メリット | 伝えた感が出る(自己満足レベル) 読み込むことができる人には親切 | 明確にPRできる デザイン性を持たせることができる エンドユーザーの近い未来をハッピーにする可能性が高まる |
デメリット | 読まれにくい PRポイントを浮き立たせることが出来ない デザイン性を持たせにくい | 伝えるべき本質とデザイン性とのバランスがやや難しい すべてを伝えられない(連携メディア頼み) |
あれもこれも全部伝えなきゃ!はすべてを埋もれさせてしまいますので、アトのことは違うメディア(例えばランディングページなど)に任せてしまいましょう。
余白は作ろうと思って作る!
必ず意識して作りましょう。
2.余白はスポットライトになる
余白を取ることで以下のような効果があります。
ポイント
余白は、目に飛び込ませたいキャッチコピーやイラスト、写真にスポットライトをあてて際立たせる
という効果があります。
これは先程の例の逆で、埋もれなさせないことで目立たせる、というシンプルな方法です。
例を見てみましょう。
こう見るとどうですか?
効果的に余白を取れば、空白を恐れることはなくなりますし、むしろ余白はしっかりと取らないとマイナス要素が大きいことがお分かりいただけたでしょうか。
余白は人の視線を奪うことのできるレイアウトテクニックの1つです。
- 詰め込みすぎるとすべてが埋もれる
- 余白はスポットライトになる
まずはこの2点を意識してみましょう。
アイキャッチで目の動きを止める
アイキャッチは確実に目を引けるポイント素材です。
こちらを効果的に使っていきましょう。
アイキャッチには、キャッチコピーの情報に信頼性を持たせたり補完する役割があります。ポイント的に存在するので視線が行きやすく、目に止まる重要な要素となります。
1.視線の流れを止める
実際に見てみましょう。
下の例で最後まで見てください。
どちらの方がスルーされにくいか、分かりますよね。
おそらく2番目の例では、「ケア実績10万人以上 だから安心!」というアイキャッチのところで視線の流れが一度止まったはずです。
このようにアイキャッチは、視線を奪う役割としても機能しますが、確実に目の流れを止める重要な役割を持ちます。
2.アイキャッチで信頼性を伝える
こちらには実績・効果など、キャッチコピーで訴えたいことのエビデンスになることを入れます。
目の流れを止めることで、このPR内容に信頼性を持たせることが出来ます。
「へぇー、痛みや違和感を見逃さないんだ」→「で、ホントなの?」 というユーザーの思いに対して、しっかりと答え(証拠)を伝えることが出来ます。
その中には、できるだけ数字を使って実績と効果を示しましょう。
例えば、
「多数のケア実績」→「ケア実績10万人以上」
と言った方が具体的にイメージしやすいと思います。
数字には具体性がありますので、アイキャッチ内に限らず数字化できるものは数字にして示しましょう。
アイキャッチを用意して、
ポイント
- 視線の流れを止める
- アイキャッチで信頼性を伝える
を必ず行ないましょう。
証拠となる情報であり、デザインのワンポイントにもなりますので、適当に作らず伝わるようにデザインをしていきましょう。
まとめ
おそらく広告デザイナー初心者は伝えるためにたくさんの要素を盛り込んだり、目立たせようとキャッチコピーを大きくしたりと、こうすることで不安を払拭しようとしてしまいがちです。
しかし、その不安が視線を奪う上で逆効果になってしまうことがお分りいただけたのではないでしょうか?
余白は意識的に作りましょう
- 詰め込みすぎるとすべてが埋もれる
- 余白はスポットライトになる
アイキャッチをつけましょう
- 視線の流れを止める
- アイキャッチで信頼性を伝える
この2点だけ意識するだけで、派手なことをしなくても十分に視線を奪うことができます。
広告デザインは、見る人を迷わせずに、正しく伝えることを一番に考えましょう。