ブログを書くのに、よく「競合をリサーチ」するというのを見かけます。
自分が好きなように書いちゃダメなの?
初心者なので、上手な記事を読んだら凹みそう。。。
私も以前、あなたと同じようなことを思っていました。
ぶっちゃけて言いますと、嫌だし面倒だし、自分は自分の記事を書きたいように書く!と思っていました。
競合のリサーチをすることで、以下のことが身につきます。
競合リサーチで身につくこと
- タイトルの付け方
- 全体の構成
- 流れの作り方
- そのテーマへの理解度が深まる
- 独自性のある記事の作り方
経験談ですが、ブログ記事をリサーチするようになってからは、独自性のある記事を書く方法、文章構成の方法、全体の流れの作り方の理解が深まりました。
そしてそれまで20秒足らずだったサイト平均滞在時間は、1分以上に伸びました。
記事の内容
- 競合リサーチ、分析の方法について
- タイトルの付け方について
- 独自性のある記事の書き方について
この記事を書いた人
【主なWebメディアの実績は以下です】
>HOUSTO-おウチの収納.com(月間12万PV)
>売場の安全.net(月間8万PV)
この記事はこんな人にオススメ
- ブログ初心者でどのように記事を書いて良いかわからない人
- 競合リサーチは不要だと思っている人
- 自分の書く記事の滞在時間を伸ばしたい人
この記事を読みましたら、あとは実行のみです。
あなたの渾身の一筆が読者に分かりやすく伝わるようになります。
競合リサーチ前の準備
まずは、リサーチのための準備をしましょう。
ポイント
- 観察する
- しっかりと分析をする
この観点で競合リサーチしましょう。
エクセルやGoogleスプレッドシートで、以下のような表を作っておくと、あとで俯瞰的に見ることができますのでオススメです。
上位サイト | 1位 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|
①上位サイトのタイトル | |||
②上位サイトのURL | |||
③上位サイト記事の 見出し(目次) | |||
④すべて読んでみて、 足した方が良いと思う要素、 知りたいのに書いていなかったことは? | |||
⑤このページは どんな人に向けて書いている? |
表の書き方
- 上位サイトのタイトル :
SEOキーワードをどう盛り込んでいるか確認しましょう - 上位サイトのURL
- 上位サイト記事の見出し(目次):
他者の見出し文でキーワードの入れ方などを参考にしましょう - すべて読んでみて、足した方が良いと思う要素、または知りたいのに書いていなかったことは?:
ここで挙げたことを自分の記事に盛り込みましょう - このページはどんな人に向けて書いている? :
「初心者向け」「ある程度知っている人向け」など
一旦ここまで準備してみましょう。
キーワードの設定については以下に詳しく書いていますので、お読みください。
上位記事は3つにしていますが、できれば5つはリサーチした方が良いです。
そうしましたら、次から各項目の詳細を説明していきます。
1.競合上位サイトのタイトルを分析しよう
競合上位サイトが「タイトルでどんなことを言って上位になっているのか」を知ることが必要です。
魅力的な言葉にしないと、クリックしてくれないからです。
例えば「夏 快眠 グッズ」で普通にGoogleで検索してみましょう。
この時点での検索1位は「寝苦しい夏の熱帯夜に役立つ冷感睡眠グッズ18選 &快適な睡眠のコツ」(株式会社ショーケース様「ARVO」)
でした。
分析
- 「夏 快眠 グッズ」の3つのキーワード(ロングテールワード)が入っている
- 見る人(寝苦しくて困っている人)の心情に訴えかけている
- タイトル適正文字数32字以内におさまっている
思わずクリックしたくなりますね。
以下がタイトルを作る上でのコツです。
タイトルを作るコツ
- 誰にそれを言うのか
- どういう状況なのか
- 淡々と機能や情報を述べるのではなく、感情的に作る
タイトルは検索結果で表示される部分なので、魅力的でなければ選ばれる可能性が低くなります。
その人に、「そうそう!そういうことが知りたいんだよね」と自分事に感じてもらうようなタイトルにしましょう。
競合上位サイトがどのようにSEOキーワードを入れつつ、クリックされやすい魅力的なタイトルにしているかを分析しましょう。
2.競合上位サイトのURLを確認しよう
競合上位サイトのURLをシートに書き出しておきましょう。
もう一度競合記事の内容を確認する時に便利ですし、自分の記事のパーマリンク(URL)を決める時の参考にもなります。
パーマリンク(URL)は日本語はやめておきましょう。和製英語でもOKなので必ず英語で!
3.競合上位サイト記事の目次(見出し)を分析しよう
競合上位サイト記事の目次がどのようになっているか確認しましょう。
確認する目的は2つです。
目次(見出し)の確認
- 3つのSEOキーワード(または2つ)がどのように散りばめられているか
- 全体の記事構成はどうなっているか
この2点について、どのように確認するかを説明していきますね。
1.3つのSEOキーワード(または2つ)がどのように散りばめられているか
だいたいの場合、見出し目次(見出し)にも3つのSEOキーワード(または2つ)が散りばめられているはずです。
これは、目次=見出し(h2)にキーワードを入れるとSEOの効果があるためです。
先程の「夏 快眠 グッズ」で1位になっている記事を確認してみましょう。
「眠」や「グッズ」といったSEOキーワードが積極的に盛り込まれていますね。
記事タイトルと同様、意味が正しく伝わり、魅力的なものにしていく必要があります。
ここも淡々と機能や情報を述べるのではなく、感情的に作るように意識しましょう。
そうすると、読み手側には「そうそう!こういうことを知りたかった」と思われ、響きやすくなります。
Googleキーワードプランナーを使って、キーワードを設定する方法は以下に詳しく書いています。
2.全体の記事構成はどうなっているか
目次=見出しですので、ここを見ればその記事が全体で何を言いたいのか把握できます。
先程の「夏 快眠 グッズ」で1位になっている記事を見ると、
- 特長を中見出し(h2)
- その中にアイテム(メーカー)ごとに小見出し(h3)
という記事構成になっていますね。
こうすると、目当ての項目から読むこともできますので、読みやすく便利な構成になります。
全体を構成するポイント
- 中見出し(h2)と小見出し(h3)を使って階層化する
- 順序よく読み進められる構成
ブログ記事本文を書きはじめる前に、先に目次(見出し)を構成しておきましょう。
3.上位競合サイトの書いている内容を分析しよう
検索で上位表示されている理由は、読む人の悩みや願望を解決していて「見る人から評価されている」からです。
たとえSEOキーワードを随所に上手く散りばめても、人の役に立つ内容でなかったらGoogleにも評価されません。
検索で上位に表示されることはほとんど無いでしょう。
内容をリサーチする上で分析するポイントは以下になります。
記事内容の分析ポイント
- どのような「悩み・願望」の解決を語っているか
- 自分の知らなかった知識や情報は何か
- 何を付け足せば「悩み・願望」の解決に応えられるか
自分ならこう書く、自分ならこういった情報を足す、ということを書き出してみましょう。
あなたの主観でOKです。
この作業はあなたのブログ記事のオリジナリティを高めます。
例えば、「実はどれくらい長く使えるか、という部分も知りたいのに…」や、「価格とスペックの一覧表があれば選びやすいのに…」などでOK。
実際に読んで、分かりづらかった点や知りたかった点を「改善ポイントはどこか」という視点であげていくと良いです。
4.独自性のあるブログ記事の作り方
独自性のあるブログ記事、というのは検索順位で有利になります。
検索上位に入りやすい情報
- 似たような情報・何かが元となっている情報(2〜3次情報)
→他の人も言っているので独自性が低く、価値も低い - あなたが元となっている情報・あなただけが知っている情報(1次情報)
→オリジナルで独自性が高く、価値がある
自分だけが知っている情報なんてない!
そんな場合は、以下のポイントを参考にしてください。
オリジナル記事にする
- 実際にそのテーマのモノやコトを自分で試す
- 2次情報に独自の見解や方法をプラスする
こうすれば、独自性が高く検索上位に食い込めるブログ記事を作ることができます。
1.実際にそのテーマのモノやコトを自分で試す
この方法が最も良いです。
なぜなら、完全にオリジナルの情報になるからです。
例えば以下のような記事を書くと良いと思います。
レビュー記事を書こう
- 「◯◯を1週間使ってみた!個人的レビュー」
- 「◯◯の方法を試して感じたメリット・デメリット」
実際に自分でそのテーマのモノやコトを試すので、良かった点や悪かった点など感じたことなどを書いていきましょう。
セルフバックという仕組みを使えば、実際にモノやコトを体験してレビューできるのでオススメです。
2.2次情報に独自の見解や方法をプラスする
この方法は、世の中で広く言われていることや情報を利用しつつ、さらに独自の研究や経験を付け足して記事全体を作っていくやり方です。
こちらのやり方は、特に何かを買って試したりする必要がありません。
当てずっぽうなことを書かないよう、調査・研究・実行が必要です。
例えば、今読んでいるこの記事テーマ「競合上位記事のリサーチ方法」ですが、リサーチの必要性は世に広く知られているので、独自性はありませんよね。
しかし、その「リサーチの方法」は私がこれまで経験して実際にやってきたこと(独自性)を述べています。
「もっとこうすれば良くなる」「こういうことを試してみてはいかがでしょう?」と、あなた独自の提案を書けば価値ある記事になります。
そのためには、上位表示されている競合の記事内容を3〜5記事しっかり読み込み、自分の見解を持って、オリジナルの提案ができるようにしましょう。
5.上位競合サイトに気持ちを飲まれないためのマインドセット
競合を調べてたら、もう語り尽くされているし、わざわざ自分が書く意味なんて無いんじゃないかな。。。
それは違います。あなたの視点を情報提供することに意味があるんです。
競合リサーチは、とてもネガティブになりやすい作業でもあります。
特にブログ初心者は、ここで気持ちが持たなくなったり、書くことを諦めてしまったりするケースが多いです。
見る人が望んでいるのは、説明が上手だったり、完璧な記事ではないんです。
見る人の望むこと
あなた独自の視点や見解を知りたい→それが今の自分の役に立つのかを判断
人が特定の何かを解決したくて検索する場合、いくつかの記事を読んで比較検討します。
そして「これこそが自分に向けて書かれている記事」と感じるものを一番にします。
例えば、あなたはどちらの記事を一番に読みたいですか?
- A.辞書のような情報中心の記事
- B.内容は不完全かもしれないが、あなたの今の状態に当てはまっていることが書いてある記事
おそらくあなたはB.の記事を中心に見て考え、Aのような記事で情報を補完するのではないでしょうか?
以下がポイントです。
考え方
- 完璧を目指さない
- こういうことがお悩みなのでは?という、見る人の潜在意識を推察する
あなたの知らない誰かが、あなたの記事を待っています。
臆することなく、「その人」に向けて役に立つブログ記事をたくさん書いていきましょう。
まとめ
リサーチは、きちんと行ない分析することであなたのブログ記事の独自性を高めることに繋がります。
ネガティブな感情を捨てて、ぜひ前向きに取り組んでみてください。
リサーチはただ見たり読んだりするだけでなく、エクセルやGoogleスプレッドシートで表を作っておきましょう。
タイトルはキーワードを入れつつ魅力的なものにしましょう。
タイトルを作るコツ
- 誰にそれを言うのか
- どういう状況なのか
- 淡々と機能や情報を述べるのではなく、感情的に作る
次に、競合上位サイトのURLを確認しましょう。
そして、競合上位サイト記事の目次(見出し)を分析しましょう。
目次(見出し)の確認
- 3つのSEOキーワード(または2つ)がどのように散りばめられているか
- 全体の記事構成はどうなっているか
上位競合サイトの書いている内容を分析しましょう。
記事内容の分析ポイント
- どのような「悩み・願望」の解決を語っているか
- 自分の知らなかった知識や情報は何か
- 何を付け足せば「悩み・願望」の解決に応えられるか
独自性のあるブログ記事の作り方は以下です。
オリジナル記事にする
- 実際にそのテーマのモノやコトを自分で試す
- 2次情報に独自の見解や方法をプラスする
上位競合サイトに気持ちを飲まれないためのマインドセットが必要です。
考え方
- 完璧を目指さない
- こういうことがお悩みなのでは?という、見る人の潜在意識を推察する
以上です。
この記事を見つけて、そして最後までお付き合いいただきありがとうございました!