コントラスト

広告デザイナー初心者が最後に覚える基本「コントラスト」とは?

コントラスト

「何かパッとしないんだよなぁ、このデザイン。。。」

時間をかけたり、自分なりに一生懸命作ってはみたものの、何かが足りない。

ノンデザイナー出身の僕が最初の頃によく悩んだところです。

きっとこの基本原則をきちんと知っていれば、もっと早くて良いデザインが出来ただろうにな、と過去の自分に言いたいのが、これ!

最後の広告デザインの基本原則「コントラスト」です。

人は、メリハリのあるものの方が印象的に目に入りやすいんです。

もしあなたが広告のデザインを作り、大切なことをきちんと伝えられるようにしたいのなら、この「コントラスト」の考え方は必須です。

そしてクリエイティブ感を出せるからかなり楽しいですよ!

まずは、なるほどねー、と思いながら、その大切さを感じ取ってください。メリハリの付け方が理解できれば、あなたのデザインは刺激的なものになりますよ!

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広告デザインの基礎その4「コントラスト」とは?

コントラストは、全体の中で

  • 1.最も伝えたい大切なことをメリハリを付けて目に飛び込ませる
  • 2.情報を組織化して階層構造をわかりやすくすることで、適切に伝える

役割を担います。

 

例を見ていきましょう。こちらを見てどう思いますか?

例文1

 

おそらくスッキリとしたものだなー、くらいの印象かと思います。

それではこれはどうでしょうか?

例文2

良い意味で目をしっかりと引く効果が適用されていますよね!2枚同時にその場にあったら、間違いなくこちらを手にとって見ると思います。

このように、まずは目を引く効果があります。

 

さらに、こちらを見てみましょう!

例文3

目に引くのはもちろんなのですが、関連する情報に見出しと同じ色を使って「同じ関連情報だよ!」と示しています。

しかも左揃えでまっすぐのイマジナリーラインで繋がっているので、「反復」も「整列」も使っています。

そして、各項目をユニットにして、ユニット同士は少し離しているので「近接」も使っています。

例文4

このように、「コントラスト」だけでなく、他の基本原則との複合技で、どんどん見やすくなり、見る人にとって迷いなく正しく情報を伝えられるデザインになりました。

 

コントラストは、

  • 1.最も伝えたい大切なことをメリハリを付けて目に飛び込ませる
  • 2.情報を組織化して階層構造をわかりやすくすることで、適切に伝える

という基本原則です。

その広告は「何を」「誰に向けて」「どう伝える」のかを明確に!

最初にここをきちんとしておかなければ適用した「コントラスト」がマイナス印象になることがあります。

それは、

  • 1.その広告は「何の」「誰に向けた」広告なのか
  • 2.その広告の内容を「どう伝える」のか

の2つです。

ハッタン
最初の頃はよく分からず、とにかく色々と強調したりして意味の分からないデザインになってたなー。。。

1.その広告は「何の」「誰に向けた」広告なのか

例えば、ジュエリーの広告。

ジュエリー

もしこのジュエリーの広告に、良さを伝えたいからと言って、見出しをゴリゴリのゴシック体で大きくしたらどうでしょう?

せっかくの上品な雰囲気ぶち壊しですよね…。

この広告で言えば、見出しを上品なレベルに感じる大きさにしていること、見出しのユニット周りに適切な空間を作って、このユニット自体を上手く浮き出させていることが「コントラスト」と言えます。

ゴシック体をゴリゴリに大きくして目立たせなくても、この広告は、それをきちんと体現出来ていますよね!

 

またこの広告がしっかりと上品なイメージで仕上がっているのは、他にここまで覚えた「近接」「整列」「反復」を正しく適用しているからです。

分解してみましょう!

分解1

 

ジュエリーは美しい佇まいをイメージさせるために静かに上品に伝えたいところです。

その広告が「何の」「誰に」向けた広告なのかをきちんと理解した上で「コントラスト」を適用していきましょう!

2.その広告の内容を「どう伝える」のか

これまでにお伝えした「近接」「整列」「反復」そして「コントラスト」すべて適用したから間違いない!とは言えません。

「何の」「誰に向けた」をきちんと把握しないと間違った雰囲気になってしまいます。

大切なのは、その人に「どう伝えるか」ということです。

参考:4℃『一年の感謝を込めて、大切な人へ贈り物』

コピーライティングのテクニックが関わってきますので、「どう伝えるのか」については、この4つの基本原則だけでなく、言葉の表現方法も勉強すると良いと思います。

オススメしたいのは、『ザ・コピーライティング』、『キャッチコピー力の基本』。特に『ザ・コピーライティング』はコピーライティングの世界ではバイブル的な存在の本なので、広告デザイナーと言えど、持っておくと良いと思います。

  • 1.その広告は「何の」「誰に向けた」広告なのか
  • 2.その広告の内容を「どう伝える」のか

4つの基本原則がすべてではないので、他に配色のことやコピーライティングも加味していきましょう!

広告の中で最も伝えたいことは何か?

happy

一番伝えたい、伝えなければその人に損をさせてしまう、そういった要素を1つ見つけてください。

難しく考えずに、「その人の近い未来がハッピーになる一番の要素は何か?」で選べばOKです。

例えば、セールの広告で、たくさんの人を呼び込める最も効果的な要素は「値段」だと思います。

そのチラシで「店名」をコントラストを効かせて目に飛び込ませるのは違いますよね?

セールの広告であれば

  • 「何を」に該当するのは「価格」
  • 「誰に」に該当するのは「その商品を安く手に入れたい人」

なはずです。

その人にとっては、それを安くて手に入れられるチャンスですので、その値段が自分にとって値ごろ感があるのかを広告を見て判断します。

例えば、この広告。

セール参考:エアトリ

一番に持ってきているのは、「価格」ですよね。

ここに、一番価値があるだろうと判断して強調(「コントラスト」)しています。

なのでこのように「店名」ではなく「価格」を目に飛び込ませるようなコントラストの適用を行なった方が良いです。

 

新作のパンのことを知らせたいならそのパンの写真を、コンサルタントなどの士業なら売り文句を、この「コントラスト」で目に飛び込ませるようにします。

ハッタン
こちら側の製品やサービスのこだわり、みたいなものを一番言いたいでしょうけど、そこは我慢!反応が上がらず、僕はたくさん失敗しました。
人が広告を見るのは「自分にとってどんなメリットがあるか探るため」です。なので、その人の近い未来がハッピーになる一番の要素を見つけて、それに「コントラスト」を適用して目に飛び込ませるようにしましょう!

まとめ

さてどうでしょうか?

今までの基本原則よりもクリエイティブな感じで、楽しめる部分でもありますよね!

ぜひ楽しみながらやってください。

電車や街中などで参考になる広告はたくさんあります。

これまで覚えた「近接」「整列」「反復」といった基本原則がどう使われているかも考えながら、全体の中でどのような「コントラスト」の表現をしているかを見てみてくださいね!

ハッタン
見て、いいなー、と思ったら、すぐにマネして実際に作ってみることが大切!これで僕もかなり鍛えられたよー!

まとめです。

コントラストとは

  • 1.最も伝えたい大切なことをメリハリを付けて目に飛び込ませる
  • 2.情報を組織化して階層構造をわかりやすくすることで、適切に伝える

です。

そして大切なのは

  • その広告は「何の」「誰に向けた」広告なのか
  • それを「どう伝える」のか、最も伝えたいことにコントラストを適用する

です。

たくさん作っていけば、どんどん表現方法が身につきますよ!

頑張って!!

 

デザインの基礎的なことをもっと深く知りたいなら、以下の3冊がオススメです。

広告デザイン初心者にオススメ!基本を押さえられる3冊

1.『ノンデザイナーズ・デザインブック』

ハッタン
オススメ度 5 いやそれ以上!

ハッキリ言いますとこれはバイブルです、聖書です。

著者が日本人ではなく参考例も外国の広告ですが、日本の広告例だと、広告内容を見てしまったり穿った目で見てしまったりするので、むしろ外国の参考例の方がイメージ的に頭に入りやすかったりします。

翻訳した本なので日本人の言い回しと違い、良く読まないと意味が理解できない箇所もあります。

なのでじっくりと読むことなるので、嫌が応にも頭に入ります。それがこの本の一番良いところかもしれません。


2.『けっきょく、よはく。』

デザイン初心者が陥りやすいこと、「埋め尽くす」について、そうではなく空白を活かすとこんなにも目への飛び込み方が違うでしょ、と実例を紹介しながら丁寧に解説してくれています。

デザイン例をたくさん掲載しているので、僕はデザイン案やレイアウト案に詰まった時にも見ては肥やしにしています。


3.『なるほどデザイン』

ハッタン
オススメ度 3.5

初心者にはとても取っつきやすい内容で、「デザイン=楽しい」をテーマにしている本です。実際に楽しくなります!

難しい理論的なことを出来るだけ専門用語を使わないで馴染みのある言葉で説明しています。

各ページとも非常にデザイン性が高く、見ているだけで表現の肥やしになって、よし!マネして作ってみよう!と思わせてくれるのでオススメです。

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