もう迷わない!色決定のための「カラー戦略」を解説

あなた
色って、自分の使いたい色を選んではいけないの?

 

あなた
参考にするデザインで、良いなぁと感じた色を使うのは良くない?

何をもってその色を選択するべきか、実は良く分からない部分ですよね。

でも、色というのは、

 

そのブランドやサービスの認知度や売り上げに関わる大切な視覚要素

 

ですので、自分の好みや行き当たりばったりで決めてしまうと、イメージが定着してしまい修正が難しくなります。

そこでこの記事では、色を選ぶ前に決めておきたいカラー戦略について解説します。

 

  • どのような方針で色を選ぶか
  • どのように使っていくか

 

が理解できるようになります。

 

1色のみで印象を定着させる「1色戦略」

文字通り、使うのは本当に「1色」のみです。

この1色をメインとして中心に据え置くイメージ戦略で、この1色にすべて印象を委ねるという考え方です。

 

と、言葉にすると分かりづらいので、

例えば、「コカコーラ」と聞いて思い浮かぶ色、それはおそらく「赤」ではないでしょうか?

コーラサンタクロースに最初に赤い服を着させたのはコカコーラの広告でした。
この赤に「楽しくて明るいイメージ」という意味を込めて自社のブランドカラーとして認知を広げていったのです。

このように1色に印象を委ね、それを反復して使い続ける、といったシンプルなカラー戦略です。

この1色を決めるには、

 

  • その事業やサービスの概念や思想、アイデンティティをイメージ
  • その事業やサービスに込められている思いや願い

 

を色で示す、という決め方が良いでしょう。

違う言い方をすると、

なぜこの色なのか?と問われた時に、その理由を答えられる色でないと、その選択した色には意味がないことになります。

上記のように、色を選ぶ際はしっかりと意味を持たせることが大切です。

印象が強く残る!2〜3色で配色する「バズカラー戦略」

2〜3色を使い、インパクトを与えて印象的なイメージを与えるのが、このバズカラー戦略です。

バズカラーは、

 

キーカラー×異なる色相のサブカラー

 

と配色の組み合わせです。

例えばIKEAの例ですと以下のような組み合わせです。

IKEA

配色の組み合わせは以下の2つの配色方法で考えると簡単です。

スプリットコンプリメンタリー
トライアドこういったバズカラーは、独自の世界観を表現しやすいため、印象的な店舗演出やグッズ展開などもしやすくなります。

たくさんの色を用意!自由で汎用性のある「カラーパレット戦略」

色を限定させないカラー戦略で、4色以上を用意してその中から用途に合わせて使用するのがこのカラーパレット戦略です。

たくさんの色を持つと一見、事業やサービスの印象がまばらになってしまうのでは?と思われがちですが、以下のようなメリットがあります。

 

  • サービスが増えたり派生した時に、用意していたカラーパレットから色を使える
  • 色の微調整をしやすい

 

「Google」のロゴで考えてみましょう。

googleロゴ

このロゴには4色が使われています。

Googleの他のサービズのロゴを見てみるとこの基本の4色が使われており、同じブランド内のサービスであるということを色で示すことができます。

googleサービス

また、4色以上のカラーパレットを持っていれば、買収などによってサービスが増えた場合にも、もともとそのサービスが持っている「らしさ」を踏襲しながら色を微調整し、自分たちの持っているカラーパレットに近づけることで、同じグループであると示すことも可能です。

最近では、この自由度の高さと汎用性から、このような4色以上のカラーパレットで事業やサービスを示すことが目立ってきています。

主役となる色の決め方

主役のカラーはそのサービスや商品のイメージ、またはその人のイメージから発想していきます。

と言うと、正解が何になるのかわからなくなり、迷子になりやすいので、

 

思いやアイデンティティ、また慣習的に「間違えられてはいけない」

 

という方向から、あまり最初から絞り込まずに大きなところから考えてみましょう。

この方が楽ですし、大きな間違いになりません。

 

好きな色や、使いたい色など、自分の主観が入ってきやすいので注意しましょう!

 

例えば、

 

  • スポーツ系のデザイン=青系〜緑系
  • インテリア系のデザイン=茶色系〜無彩色系

 

など、パッと思いつくところからスタートしていきましょう。

 

参考までに、各色のイメージは以下の通りです。

 

  • 赤:専門的技術や自信(コカ・コーラ、3M、Vodafone)
  • 緑:環境に優しい、友好的、力強さ(スターバックス)
  • 黄色:面白さ、流行(マクドナルド)
  • 青:信頼、成功、確実性(Ford、PayPal、Facebook)
  • ピンク:若さ、ファッショナブル(Barbie、LG)
  • 紫:女性らしさ、魅力的(Yahoo!)

 

ここから、シチュエーションやシーンを想定していくと、少しずつ方向性が決まってきます。

 

  • スポーツ系=青系〜緑系→ただし女性のウェア→そうなるとやさしい感じが必要かな?
  • インテリア系=茶色系〜無彩色系→高級路線のチェアなので安っぽくならないようにしたい→そうなると無彩色かな?

 

といったように、どんどん連想をしていくと間違えが減っていき絞られてきます。

(クリックで拡大)

主役の色決め

この段階で、「仮のキーカラー」として設定しておき、以後の作業を進めて行く中で、本当にこの色をキーカラーとして大丈夫かどうか、一度立ち返ってみましょう。

 

主役となるカラーは、その対象のイメージから連想して決めていくと楽です。

その方法は、

 

  • 間違えられてはいけない=マイナス方向から探る
  • そこから連想してイメージを膨らませる

 

という流れが主役カラーを決めやすい流れです。

まとめ

色というのは、

 

そのブランドやサービスの認知度や売り上げに関わる大切な視覚要素

 

であるため、自分の好みで安易に決めず、方針や使い方を考慮して決めていく必要があります。

しっかりとどのような戦略をとるか決めましょう。

主だった戦略は3つ。

 

  • 「1色戦略」…1色のみをメインとして中心に据え置くイメージ戦略で、この1色にすべて印象を委ねるという考え方
  • 「バズカラー戦略」…異なる色相の2〜3色でインパクトを与えて印象的なイメージを与える考え方
  • 「カラーパレット戦略」…色を限定させないカラー戦略で、4色以上を用意してその中から用途に合わせて使用し、同じグループだと認知させる考え方そして主役カラーを決める際は、

 

そして、

 

思いやアイデンティティ、また慣習的に「間違えられてはいけない」

 

という方向を意識した上で、シチュエーションやシーンを想定していくと、少しずつ方向性が決まってきます。

普段何気なく目にするロゴや広告などの色の使い方に着目して、「この色を使った意図は何だろう?」と答え探しをして行くと、感覚が鍛えられますので実践してみましょう。

今回は以上です。

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