近接MV

【初心者向け】広告デザイナーになりたい人が最初に覚える基本「近接」とは?

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デザインの基礎的なことを勉強しようと思っています。まず何から学んだら良いのでしょうか?
正直に言うと私は難しく文章だけで説明されると混乱してしまうので、できれば分かりやすく図解してもらえると嬉しいのですが。。。
実はデザインの基礎的なことは難しくありませんので、あまり身構えなくても大丈夫です。

なぜなら、あなたが普段から何気なく無意識にやっているようなことを、分かりやすく原則化しただけだからです。

 

私は12年間、企業のインハウスデザイナーとして広告デザイン、製品カタログのトータルプロデュースとデザインや編集作業、Webメディアサイトのプロデュースといったブランド宣伝に係るデザインの仕事に携わってきました。

【主なWebメディアの実績は以下です】
>HOUSTO-おウチの収納.com
>売場の安全.net

そして私はデザイン学校に通わずに、営業マンから独学でデザインを習得して、独立しました。

 

この記事では、原則の一番最初に覚えるべき「近接」について、図解を入れながら解説をしていきます。

この記事を読んで「近接」を一番最初に押さえておけば、この後に出てくる他の型との絡みも習得しやすくなりますのでぜひ最後まで読んでみてください。

 

また、基本となる4つの原則を1つの記事にまとめていますので、手っ取り早く4つの原則を知りたい方はこちらの記事を読んでもらえると嬉しいです。

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難しくありませんのでリラックスして読んでください。

広告デザインの基本中のキホン「近接」とは?

「近接」とは、同じに分類される情報を離さないで近づけておいて関係性を分かりやすくする、という原則のことです。

デザインだけで関係性を示そうとする場合は、離れてしまうと関係性が分からなくなります。

 

例えば、下のイラストはどういうことでしょうか?

近接d

「手を繋いでいるグループ」、「バンザイをしているグループ」、「走っているグループ」、それぞれがユニットになっていますね。

 

このように、

 

関連する者同士を集めて分かりやすくグループにすることが「近接」

 

です。まずこれを覚えましょう。

 

他の近接の例でも説明をしてみます。
1から10までの数字が1つずつあるとして、それらが無造作に、向きもバラバラと散らかっているようなイメージを思い浮かべてみてください。

近接e

そして次に、その状態のまま、偶数だけ色を変えてみてください。

もし他の人がこれを見て、それらは偶数だけをチョイスしたものだとわかりやすいでしょうか?

 

その意図を理解するのに、おそらく何秒かはかかるはずです。

 

バラバラに散らかっているそのままに色分けで差別化しても、圧倒的に伝わりにくいことがわかると思います。

 

では、どうすればわかりやすく伝えられるでしょうか?

下の図のように、向きをすべて同じにして、色を変えたものとそうでないものを分けて整理すれば分かりやすくなります。

近接g

これが「近接」の基本です。

近接はこのように、同じ種類のものを近づけてグループにし、他と分けることです。

そんなに特別なことではないです。しかし、これを意識的にきちんと行なうことが大切です。
 この「近接」だけで広告デザインを成り立たせるのはほぼ不可能です。この後に続く「整列」「反復」「コントラスト」の3つもきちんと使い、複合技として使いましょう。

まずは、

「近接」とは関連するもの同士をグルーピングして、1つの塊を作り組織化することである、と覚えてください。

 

なぜ??「近接」なのに近づけてはいけない⁉︎

近接!近接!と言っていますが、近づけてはいけないものがあります。

近づけると、かえって混乱をさせるものがあるからです。

その1.違うグループ同士は近づけない

関連しない違うグループ同士は近づけると、情報が錯綜し逆効果になります。

先ほどの1から10までの数字の例を使ってみましょう。

近接i

偶数だけをまとめましたが、もし偶数に色が付いていなく、横一列に数字を並べたらどうでしょう?

「近接!近接!」と言っても、これでは意味がありません。これは分かりづらいですね…。

本来、この並びの意味は以下のようなグループになっているハズです。

近接グループ分け

ですので、こういう場合は、

偶数に色をつけて、偶数だけのグループと奇数だけのグループに分けて少し離します。

近接j

そうすると「この数字の表は、偶数と奇数に分けたものなんだな」と誰もが瞬時にわかるはずです。

色が違うということと、グループ同士を離す、という2点で見る人を迷わせないのです。

 

もう一つ例を出してみますと、

先程の子どものイラストがもしこんな感じだったら、ただの群衆になってしまいます。

近接グループ分け方a

しかし、以下のようにすれば迷いません。

近接グループ分け方b

それぞれのグループは意味を持って集まっています。

しっかりと離してやり、それぞれが何をしているグループかを迷わせないようにしましょう。

 

 情報同士が関連しないなら、離したり違いを出す

 

ということをやってみましょう。

その2.すべて均等の空白にしないこと

グルーピングしてない状態で、空白を均等にするには避けましょう。

なぜなら、境目やグループがわかりづらくなってしまうからです。

以下の例を見てください。空間が均一です。

近接i

とても分かりづらいですね…。しっかりと伝えたいなら、以下のように見やすくしてわかりやすくすることが必要です。

近接j

 

もう一つ、空白の均等化の良くない例を見てみましょう。どうでしょうか?

行間a行間c

一見整理されていてスマートな感じ!と思ってしまいますが、これだと読むのに疲れてしまいます。

ですので、以下のようにしてあげると読みやすくなります。

行間b行間d

グループ同士を離し、見出しと本文の間の余白を調整するとメリハリが出て目に入りやすくなります。

また、情報が整理されていて読みやすくて情報が伝わりやすくなり、デザイン性もグッと上がります。

 

 関連情報は近接でグループ化して、違うグループとは少し離す

 

空白を均等にすると、境目やグループがわかりづらくなってしまいますので、気をつけましょう。

まとめ

まとめ

「近接」は広告デザインの4つの基本原則の中でまず最初に覚える基本です。

とは言え、これらのことは、あなたは割と無意識に自然にやっていることだと思います。

 

あえてこのような形で体系化したのは、この自然にやっている「近接」に対して、もう少し意識的になってもらって、徹底してもらいたいからです。

なぜなら、デザインを覚え出すと、そのデザイン性を高めることに変に意識が行ってしまい、基本を忘れてしまうことがよくあるからです。

そうならないために、しっかりとこの「近接」の意味を理解したいですね。

・関連する者同士を集めて分かりやすくグループにすることが「近接」
・一瞬でも迷わせないためにグループにする
・違うグループ同士は近づけないこと
・すべて均等の空白にしないこと

 

パワポ資料作成などを作る時は、まずこの「近接」だけでも意識をしてみてください。

きっと「あれ⁉︎お前の資料、読みやすくなったなー」と言われます。

 

また、基本となる4つの原則を1つの記事にまとめていますので、手っ取り早く他のの原則を知りたい方はこちらの記事を読んでもらえると嬉しいです。

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「デザイン=センス」を否定する広告デザインの基本

 

デザインの基礎的なことをもっと深く学びたい場合、以下の3冊がオススメです。

広告デザイン初心者にオススメ!基本を押さえられる3冊

1.『ノンデザイナーズ・デザインブック』

これからデザインのことを学んでいきたいあなたにピッタリなのがこの『ノンデザイナーズ・デザインブック』です。

著者が日本人ではなく参考例も外国の広告ですが、日本の広告例だと、広告内容を見てしまったり穿った目で見てしまったりするのでむしろ外国の参考例の方がイメージ的に頭に入りやすかったりします。

翻訳した本なので日本人の言い回しと違い、良く読まないと意味が理解できない箇所もあります。

なのでじっくりと読むことなるので、嫌が応にも頭に入ります。それがこの本の一番良いところかもしれません。

この『ノンデザイナーズ・デザインブック』を解説した記事がありますので、気になる方は読んでみてください。

これからデザインを学ぶ人におすすめ『ノンデザイナーズ・デザインブック』を解説

2.『けっきょく、よはく。』

デザイン初心者が陥りやすいこと、「埋め尽くす」について、そうではなく空白を活かすとこんなにも目への飛び込み方が違うでしょ、と実例を紹介しながら丁寧に解説してくれています。

デザイン例をたくさん掲載しているので、私はデザイン案やレイアウト案に詰まった時にも参考にして読んでいます。
基礎的なことをある程度理解したら、ぜひ手に入れたい一冊です。

3.『なるほどデザイン』

初心者にはとても取っつきやすい内容で、「デザイン=楽しい」をテーマにしている本です。実際に楽しくなります!

難しい理論的なことを出来るだけ専門用語を使わないで馴染みのある言葉で説明しています。

各ページとも非常にデザイン性が高く、見ているだけで表現の肥やしになって、よし!マネして作ってみよう!と思わせてくれるのでオススメです。

基礎的なことをある程度理解したら、ぜひ手に入れたい一冊です。

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