デジタルハリウッドのAdobeマスター講座、これ良いですね!
動画教材もわかりやすそうだし、いつでも観て勉強できるし、通学しないでOKだし。
Adobeのアプリケーションも1年間すべて使えてお得なAdobeマスター講座。
いよいよクリエイティブな世界に入るのですね!すばらしい!
デジタルハリウッドのAdobeマスター講座は、Illustrator、Photoshop、HTML/Dreamweaver、Aftereffects、Premire、InDesignと内容がとても充実していますね。
とはいえ、動画教材の視聴期間は1ヶ月。
あなたがもしクリエイティブ系のアプリケーション未経験でしたら、これらをすべて1ヶ月で習得するには少々期間が短いと思います。
ですので、何をどのように進めるか、計画を立ててみましょう。
私のオススメは以下です。
ポイント
- Illustrator/Photoshop実習 → ここだけに絞りきってマスターする
- HTML/Dreamweaver実習 → 余力があればやる
- After Effects/Premiere実習 → 観てどんなものかだけを把握する
- InDesign実習 → 観てどんなものかだけを把握する
あなたがこれからデザイナーとして活躍していく上で、いろいろなアプリケーションを扱うことになると思いますが、IllustratorとPhotoshopは基本となり、ずっとつきまとうアプリケーションです。
まずはこの2つのアプリケーションの基礎をしっかりと勉強しましょう。
この記事を書いた人
【取り組み】
複数企業の外部デザイナーとして活躍しつつ、未経験者のデザイナー育成事業を展開。
【主なWebメディアの実績は以下です】
>HOUSTO-おウチの収納.com
>売場の安全.net
そして私はデザイン学校に通わずに、営業マンから独学でデザインを習得して、独立しました。
この記事では、デジタルハリウッドのAdobeマスター講座の申込みを検討しているがどのように学習を進めるべきかわからない、と思っている人に向けて書きます。
読めばきっと、よし!それなら無理なくやれそうだ。デザイナーになる一歩を踏み出そう!と気持ちが前に向くはずです。
AdobeCCライセンス1年付
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動画視聴期間を考えよう
デジハリのプログラムは以下のようになっています。以下の点を考えてみましょう。
ポイント
- 動画教習期間は1ヶ月
- 添削期間は2ヶ月の間に3回
このことを考えると、教材すべてを網羅的にマスターするのは非常にキツイです。。。
なぜなら、習得には「時間」「期間」が必要だからです。
単純に動画を観て覚えただけでは応用が効きませんし、短期間で詰め込んでも、ある程度時間が経過しないと理解が深まっていきません。
理解を深めるためには、
ポイント
- 頭で覚えること
- 実践すること
- 反復すること
が必要です。
きっとあなたはお仕事をされていると思いますので、仕事から帰ってきてから寝るまでの限られた時間のなかで、動画を見て勉強して、実践して、というのは相当キツイのではないでしょうか。
そうなると、1ヶ月ですべてを網羅的にマスターするのはちょっと厳しいですよね。。。
Adobeの各アプリケーションの役割とインストールすべきもの
Adobeのコンプリートプランで使えるアプリケーションは非常に多く、それぞれの役割を覚えるのも大変です。
多すぎてワケがわからないです。。。全部入れておくべき?
これからデザイナーとしてデビューするにあたって、ということで言えば、以下のアプリケーションだけインストールすればOKです。
インストールすべきアプリケーション
- Acrobat Pro PDF文書編集 →デザインカンプ確認。クライアントとの相互確認に。
- Photoshop 画像編集・デザインレイアウト →制作
- Illustrator イラスト・デザインレイアウト →制作
- Dreamweaver Webサイトコーディング →制作
- Bridge 写真・画像ファイル管理 →制作データをサムネイル画像で確認。便利!
最初は上記の5つだけでOKです。
なぜなら、
たくさんインストールしない理由
- すべてをインストールするとパソコンの容量を圧迫する
- そもそも最初から全部使うことがない
- アップデートがある場合、使っていないアプリケーションまでアップデートされ、メモリを圧迫する
からです。
ずべてをインストールしないで、必要なアプリケーションだけでOKです。
以下、コンプリートプランで使えるアプリケーションです。
AdobeCC コンプリートプラン
- Acrobat Pro PDF文書編集
- Photoshop 画像編集・デザインレイアウト
- Illustrator イラスト・デザインレイアウト
- InDesign 冊子・多ページ制作
- Premiere Pro 動画編集
- After Effects モーショングラフィック
- Lightroom 写真補正
- XD Webデザイン
- Animate イラストモーション
- Lightroom Classic 写真補正
- Dreamweaver Webサイトコーディング
- Dimension 3Dデザイン制作
- Audition 音楽データ編集
- InCopy 文書ライティング
- Character Animator イラストモーション
- Capture (スマホアプリ)写真補正・編集
- Fresco (タブレットアプリ)イラスト描画
- Bridge 写真・画像ファイル管理
- Premiere Rush 動画編集
- Photoshop Express 写真補正・編集
- Photoshop Camera 写真補正・現像
- Media Encoder 動画ファイル形式変換
- Aero
- Lightroom web版 (Web)写真補正・編集
- Adobe Scan (スマホ・タブレットアプリ)写真→PDF文書変換
- Fill & Sign
- Acrobat Reader
とっても多いですね。。。すべてを使うのにも一苦労なボリュームです。
ですので、最初からすべてをインストールしないで以下のものだけでOKです。
いつでも追加でインストールすることができるので、最初は上記の5つだけにしておきましょう。
習得は「選択と集中」で考えよう
インストールするアプリケーションは4つだけでいいの?
動画教材にあるAfter Effects・PremierePro・InDesignは?
ここで私からの提案は、「選択と集中」です。
以下のように考えてみると良いと思います。
ポイント
- Illustrator/Photoshop実習 → ここだけに絞りきってマスターする
- HTML/Dreamweaver実習 → 余力があればやる
- After Effects/Premiere実習 → 観てどんなものかだけを把握する
- InDesign実習 → 観てどんなものかだけを把握する
でもせっかく網羅性の高い教材なのでもったいない気が。。。
気持ちはわかります。ですが、これからのあなたのクリエイティブのベースとなる基礎アプリケーションをマスターするため敢えて絞りきりましょう!
基礎となるIllustratorとPhotoshopをマスターしてロゴデザイン、バナーデザイン、チラシデザインなどと仕事をステップアップさせていくうちに、Adobeアプリケーションの使い方や概念の理解が自然に深まっていきます。
慌てずに、1つずつ行きましょう。
あなたがこれからデザイナーを目指すのであれば、まんべんなく行なうのではなくではなく、まずはIllustratorとPhotoshopに絞りきってみましょう。
IllustratorとPhotoshopの習得に絞ろう!
何をするにでも、デザインがあるところには、このIllustratorとPhotoshopの作業が付きまといます。
これからデザインを身につけていくならなおさら、この基本アプリケーションであるIllustratorとPhotoshopの習得に絞ってみましょう。
以下がデジタルハリウッドAdobeマスター講座のIllustrator・Photoshopの動画教材の内容と時間です。
Illustrator講座
- Illustratorの基本操作 =1時間18分
- 描画ツールでの描画 =2時間57分
- ペンツールでの描画 =1時間59分
- レイヤー = 44分
- ⽂字の⼊⼒ =2時間52分
- オブジェクトの変形 =2時間25分
- 線の設定とアピアランス =2時間30分
→合計14時間45分
Photoshop講座
- Photoshopの基本操作 =1時間07分
- 画像の補正 =4時間23分
- 画像の加⼯ =3時間37分
- ⽂字の⼊⼒ = 1時間05分
→合計10時間12分
合計すると24時間57分です。気合い入れれば2日くらいで行けるとは思いますが、オススメしません。。。
頭の中にしっかりとインプットするには、それをアウトプットする時間も必要です。
ポイント
- まずはIllustratorを復習込みで10日くらいで習得
- 続いてPhotoshopを復習込みで7日くらいで習得
これくらいのペースが、無理なく習得できる目安です。無理せずに行きましょう!
1.インプットしたIllustratorの学習をアウトプットしよう
この段階でできるオススメの復習方法は、ロゴデザイン、バナーデザインのトレースです。
まずは3.のペンツールでの描画まで学習が進んだら、Pinterestなどでロゴデザインを探してトレースしてみましょう。
この時点で習得すべきこと
図形の描画・変形・ペンツール(ベジェ曲線)での描画に慣れる
最初は誰でも時間がかかります。2個3個と作るうちに、自分のスピードが上がっていることが誰でも実感できますよ!
1回作って終わりではなく、1日1個はトレースして、基本操作の慣れとペンツール(ベジェ曲線)で描く感覚をとことん身につけましょう。
次に7まで一通り学習が終わったらバナーデザインのトレースです。
この時点で習得すべきこと
写真配置・レイアウト・メリハリを習得する
復習込みでここまで学習できれば、バナー内の文字の大小やメリハリも付けられるので、どのようにすれば目を引くことができるか、ということも考えながらトレースすると、一気にデザインレベルが上がりますよ!
10日間くらいかけて、復習込みでじっくりと習得しましょう。
2.インプットしたPhotoshopの学習をアウトプットしよう
Illustratorの学習が終わったら、次はPhotoshopですね。
デジハリの動画講座の内容は、本当によく考えられていて、実戦で頻度の高い機能の部分だけに絞られています。
まず、Photoshop講座の1.基本操作、2.の画像の補正まで終わったら、無料の写真素材サイトで好きな写真を何点かダウンロードしておきましょう。
この時点で習得すべきこと
写真の明るさ、カラーバランスの調整・被写体の切り抜き・欠損箇所の修復や不要物の除去
実際の現場で使われるテクニックとしては上記の点です。ここを重点的に復習しましょう!
続いて、デザインをドラマチックにするための加工とテキスト入力を習得しましょう。
魔法使いになった気分になれるので、ここが一番おもしろいです!
この時点で習得すべきこと
フィルターの使い方・画像の変形・テキスト入力
フィルターを変えていってベストな表現を見つけてみましょう。また、ドラマチックにするために、画像の変形は実際の現場でもよく使います。
どのような表現をすべきか、という点を意識して習得していきましょう。
楽しい部分でもあるので時間をかけてしまいがちです。あまり時間をかけすぎないようにしましょう!
7日間くらいを目安にして、こちらも焦らずじっくりと習得しましょう。
HTML/Dreamweaverについて
もしIllustratorとPhotoshopの理解がすんなりと進み、余力がある場合はHTML/Dreamweaver実習をオススメします。
いわゆる「Webデザイン」の勉強です。
これはデザイン制作にプラス、Webサイトを表示させるためのHTMLコーディングの勉強となります。
コーディングの勉強は人に習った方が理解の進み方は早く、独学だと挫折しやすいです。
なぜなら、HTMLのコーディングは、一種のプログラミングだからです。
Adobeの操作云々の勉強とは別物です。
そしてHTMLやCSS、JavascriptといったWebサイトを表示させるために必要な3種類のことをある程度理解していないと、Dreamweaverは使えません。
あくまで、HTML/CSSとJavascriptの概念理解が先になります。
ですので、余力があればHTML/CSS・Javascriptの概念と、Dreamweaverとの連携操作を動画教材で学びましょう。
After Effects/Premiere実習
ここで注意したいのは動画講座です。これはあくまで観てどんなものかだけを把握する、に留めておいた方が良いです。
と言うのも、面白いんです、この2つのアプリケーションは(笑)
ポイント
After Effects:モーショングラフィック、動画制作
Premiere Pro:動画制作、編集
わりと簡単にモーション(動き)がつけられ、かっこいい動画が作れてしまいますし、YouTubeの動画編集なんかも手軽にできてしまいます。
編集作業は楽しいのですが、動画編集の作業って、良い意味でも悪い意味でもこだわり的なところが出やすいので、かなりの時間を費やしてしまいます。
動画クリエイターを目指すのなら、このAfter EffectsやPremiere Proは絶対に覚えなければなりませんが、動画の中に出てくる素材(イラストや写真など)はIllustratorやPhotoshopで作ったり編集したものがほとんどです。
ですので、一旦このAftereffectsとPremiere Proは観てどんなものかだけを把握する、に留めておいて、IllustratorとPhotoshopできちんとデザインを作れるようにしておきましょう。
InDesign実習
InDesignは冊子などの、いわゆるページものを制作編集するアプリケーションです。
InDesign実習の動画も後回しでOKです。観てどんなものかだけを把握する、に留めておきましょう。
20ページくらいまでのものならIllustratorで十分に代用できますし、Illustratorが使えれば、このInDesignの習得はそれほど難しくありません。
ですので、この段階でムリに覚えなくても良いです。
ちなみに私の場合、InDesignは以下のような使い方をしています。
ポイント
- 12ページくらいまでのパンフレットや小冊子 →Illustratorですべてのページを作り、InDesignを「台紙」にしてページを貼り付ける。InDesignはページ管理のみ。
- 製品カタログ →InDesignを制作母体にして、必要なイラストや写真を貼り付ける。
このように、やはりIllustratorやPhotoshopという基本アプリケーションは絡んできます。
Illustratorを覚えれば、InDesignはいつでもすぐに使えますので、ここで実習に時間を使わず、観てどんなものかだけを把握する、に留めておきましょう。
課題提出が最も重要!
面倒だし、人に見てもらうのが恥ずかしいな。。。
課題提出をしなければ絶対に伸ばせませんので、むしろ学ぶ権利として堂々と提出しましょう!
習得は、人に見てもらうことが重要です。
プロに見てもらい、的確なアドバイスをもらえることが、このデジタルハリウッドのAdobeマスター講座の最も良い特長です。
課題提出は任意ですが、この課題提出をしないともったいないです。
ポイント
- デザインする(P)
- 添削してもらう(D)
- 現在のレベルが分かる(C)
- どうすれば伸びるかわかる(A)
どの世界にもあるPDCAサイクルです。
2ヶ月でプロが3回添削してくれるので、これは大きく伸ばせるチャンスです!
見てもらって添削してもらっていくと、いろいろとプラスでテクニックや表現が身に付いていきますので頑張ってやりましょう。
まとめ
デジタルハリウッドのAdobeマスター講座の動画教材の視聴期間は1ヶ月。
あなたがもしクリエイティブ系のアプリケーション未経験でしたら、これらをすべて1ヶ月で習得するには少々期間が短いと思います。
以下の方法をオススメします。
ポイント
- Illustrator/Photoshop実習 → ここだけに絞りきってマスターする
- HTML/Dreamweaver実習 → 余力があればやる
- After Effects/Premiere実習 → 観てどんなものかだけを把握する
- InDesign実習 → 観てどんなものかだけを把握する
習得をIllustratorとPhotoshopに絞ってみましょう。
以下、無理なく習得できる目安です。
ポイント
- まずはIllustratorを復習込みで10日くらいで習得
- 続いてPhotoshopを復習込みで7日くらいで習得
インプットしたものを、しっかりとアウトプットすることで本当に身につきます。
焦らず、無理せずしっかりと地固めをしましょう。
そしてあなたのスキルが最も伸びる要素である課題提出。
提出は任意ですが、この課題提出をしないともったいないです。
ポイント
- デザインする(P)
- 添削してもらう(D)
- 現在のレベルが分かる(C)
- どうすれば伸びるかわかる(A)
プロがていねいに、的確に添削してくれます。
めんどくさがらず、恥ずかしがらずに課題提出をしてみましょう!